自動制御連続晒し装置の用途
餡、コンスターチ、吉野葛、生あん液、コンスターチ、でんぷん、化学薬品原料
特許2件
従来の晒し方法よりも、1俵(60kg)当り5kgも「あん」がたくさんとれています。
あなたはスイッチを押す必要もありません。全自動制御方式です。
異物が完全に除去されてきれいに晒されている点にご注目下さい。 この写真は、連続自動晒装置を用いて晒工程を終えた直後の写真です。
餡、コンスターチ、吉野葛、生あん液、コンスターチ、でんぷん、化学薬品原料
この装置は大小2種類の特殊サイクロンによって、強制うず流を用いた瞬間連続晒し方式によるものです。
分離装置部は、高い圧力をかけませんので、餡粒子の破壊がなく、高性能型サイクロンを用いていますので、豆の細かいカスや、浮遊タンパク質糊化デンプン質(タンニン等)は完全に分離排出します。
だから品質が常に一定したパサつかない良質あんが生まれます。
正常な餡粒子は完全に回収しますので歩止りが向上します。
(流失あんは皆無、ガラス容器へとって御覧下さい)
この装置を用い、冷水を用いますと(5℃)もっとも理想的な装置となり従来の晒しの使用水量の1/3~1/6まで晒し水を減らすことができます。
従来のあん晒しは[注水→攪拌→沈殿→水切りを2回~3回繰り返して居りましたが、本装置はそのような工程は不要です。
製あん機が挽き終った時、晒し工程は終り、晒し済みのあん液は、絞り袋へとり、圧縮の工程へ入って居ります。故に晒し時間が一槽で40分~80分も短縮されます。
尚絞り時間は従来の半分となりました。(含有水分63%を規準としています)
水量調節はバルブを一度合わせるだけです。使用した水の全体量は、いつでもチェックできます。
清掃はポンプで圧送循環を行いますので短時間で終ります。配管はサニタリー方式ですので分解、清掃は簡単に出来ます。
粒子の大きさで分けたい場合はサイクロンを利用して、液体の状態から粒子の比重の差で分級、分離します10ミクロン~100ミクロンまでが可能です。
洗浄サイクロン→分級サイクロンの2段階です。
使用例1
吉野葛は製造時に水を使用しますが、ごみやあく、異物などの除去する装置としてご利用いただきました。
密閉容器の中で行うので衛生的で、高速での処理が可能です。
餡の種類 | 歩止り1俵当りkg | 水分 | 圧搾時間 |
---|---|---|---|
小豆 | 102.5 | 63% | 4分 |
上赤 | 98.0 | 63% | 15分 |
上白 | 96.0 | 63% | 25分 |
白 | 96.0 | 62% | 20分 |
4俵当り | 自動連続晒し装置の場合 冷水5℃使用 |
従来の晒槽使用の場合 |
---|---|---|
使用水量 | 2.4ton(1俵当り0.6ton) | 8.0ton以上(1俵当り2ton以上) |
晒し終了時温度 | 18℃~20℃ | 22℃ |
製あん機豆摺り終了 より晒し完了まで |
3分 | 60分以上 |
使用電動機 | 機械6.0kw 冷凍機チラー6.425kw |
|
あん汁混合槽 | 1 | 3~4 |
圧搾機脱水時間 | 小豆以外15~25分 | 小豆以外30~60分 |
各種生産品の加工にご利用いただけます
こしあん(生あん)
羊羹
コンスターチ
吉野葛
化粧品、健康食品原料
薬品原料抽出